情況対応コミュニケーション講座は、多くのカウンセリング臨床経験を持つ(株)メンタルサポート研究所グループが、「人格適応論理論」と「カウンセリング理論」「コミュニケーション理論」などをベースに、コミュニケーション講座としてアレンジしたものです。
人格適応論は、1994年、米国の交流分析の権威ヴァン・ジョインズ博士により「異なったパーソナリティ適応への再決断療法」の論文タイトルで紹介されました。その後、2007年に、欧州の交流分析の権威イアン・スチュアート博士との共著で「交流分析による人格適応論」(誠信書房)で日本に紹介されました。人には6つの人格的特徴が見られ、各適応タイプにはそれぞれ効果的な人間関係の深め方があると考えられています。
※お断り:情況対応コミュニケーション講座では、人格適応論の理論を一部アレンジしています。したがってオリジナル理論と異なる箇所があります。オリジナル理論は「交流分析による人格適応論」(誠信書房)を参照ください。
出典:情況対応コミュニケーション講座シートより
▶︎もともと、カウンセラーがクライアントさんのカウンセリングが深まるために、どんな語りかけ方をしたら安心して心を開き話しやすくなるのか、関係性を深める接し方のためにつくられたものです。
▶︎人格適応論を活用することにより、相手とよりよい関係を築くことができるだけでなく、コミュニケーションミスを回避することもできます。職場・家族・友人といった周囲の人々との人間関係の改善に役立つものです。
企業のメンタルヘルス研修にも導入されていて、メンタルヘルスの向上に役立っています。
▶︎メンタルヘルスを良くするには、コミュニケーションが大事と言われています。
特に、人間関係が良くないというのは、メンタルヘルスが悪化する一番の要因だと明らかになっています。
人間関係というのは、コミュニケーションが一番大事と言えるのではないでしょうか。
▶︎情況対応コミュニケーション講座では、まず自分がどんな人なのか知ることからスタートします。
意外と知らない自分のことを適応タイプを通してわかっていくことで、自分と人は違う、人は一人ひとり違うんだということが腑に落ちていきます。
大事な人との違いに気づき、相手はどんな人なのか理解しようと考え出し…その時すでに心地よいコミュニケーションへ変わり始めています。
▶︎人は百人百様、一人ひとり違います。百人百様とはいかないまでも、6つの適応タイプを通して人を理解しようとすることで、相手に合った心地良いコミュニケーション法を見つけることができるというのもです。
▶︎類型論ではなく特性論
【人格適応論(Personality Adapatations)】
・1970年頃 精神科医ポール・ウェア博士と心理学者テイビー・ケイラー博士によって、6つの適応タイプ理論を開発
・1980年頃 ポール・ウェア博士によって、初めて「人格適応論」という概念を、パーソナリティ理論・コミュニケーション理論として論文で発表
・1994年 ヴァン・ジョインズ博士によって「異なったパーソナリティ適応への再決断療法」を論文で発表
・2002年 ヴァン・ジョインズ博士とイアン・スチュアート博士の共著により「交流分析による人格適応論」を紹介
・2007年 日本に「交流分析による人格適応論」を紹介