マインドフルネスを活用!
ストレスや不安を感じることは誰にでもあります。
大切なのは、そのストレスや不安に対する心の持ちようです。
「今ここ」をあるがままに捉える「マインドフルネス」を活用して、負の思考のパターンから抜け出しましょう。
しくみ
《過去》 後悔・自己嫌悪 クヨクヨ
心ここにあらず
《現在》「今ここ」に意識 ニコニコ
今この瞬間
《未来》 不安・心配・負担 ザワザワ
心ここにあらず
「心ここにあらず」の状態から「今この瞬間」に意識を向け現実をあるがままに捉えましょう。こうした心のあり方や状態を作り出す方法を「マインドフルネス」と呼びます。
確実な答えのない未来や変更しようがない過去に振り回されないようにすることで、ストレスを増幅させない効果があります。
実践・効果
・することモード「思考」
(目標を定め段取りを考えた行動)
・あることモード「感情」
(今ここを感じる=マインドフルネス)
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・ストレスを増幅させない
・ネガティブな思考から抜け出せる
脳が情報を処理する時には『することモード』と『あることモード』があるそうです。
『することモード』は、目標を設定し段取りを考えて行動する「思考」モード
『あることモード』は、今起きている現実をあるがままに感じる「感覚」モード
この切り替えを意識的にできるようになると、ストレスや不安を増幅させることなく、今の状態を等身大のまま認められるようになります。
マインドフルネスを習得するには
【今ここを感じるための一例】
音に集中!!
・公園や自宅で5-6種類の音を探す
公園なら鳥のさえずり、家の中なら冷蔵庫のモーター音など
これらの音を3段階で聞いていきます。
・一つずつ集中して聞く
目を閉じずに、少し先に視点を定めたら、最初は一つの音だけを聞き、1分経ったら次の音を聞きます、全ての音を聞き終わったら、今度は聞く音を15秒程度で切り替えていきます、これを5〜6周繰り返したら、全ての音を同時に2〜3分聞きます。
・慣れれば最初から全ての音を同時に聞く
この方法は、音への注意を持続させ転換し、分割させていくことで余計な思考を浮かびにくくすると同時に現実を幅広く、ありのままに感じ取ること可能にしていきます。
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マインドフルネスは、ストレスや不安をなくすためのものではありません。
ストレスや不安を感じている自分に気づき、その状況を認めて受け入れる、結果としてストレスや不安は軽減し、ウェルビーイング(主観的幸福度)を高めることに繋がっていきます。
《日本経済新聞 2020.6 記事を参考》